視力検査

おはようございます^^
ニナレナです。

ふと思い立ったので
今日は弱視について語りたいと思います。

以前、くわばたりえさんのお子さんのこともあり
弱視に関しては2度ほど記事にしています。

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くわばたさんのお子さんは
矯正すれば、普通に近い生活が、できそうなので
今回は自分の子どもの経験を記事にしたいと思います。

以前の記事とダブル内容も少しあるかと思いますが
ご容赦くださいませ!

3年ほど、眼科看護師をしていましたので
眼科手術の助手の経験もあり、
かなり詳しい方だと思います。

弱視=ロービジョンなのです。今は、弱視といいません

昔は、矯正視力が出ないと弱視と言われていました。
実際の弱視と生活的に不自由な弱視に分けられていました。

最近は、ロービジョンという呼び方をします。

最初は、横文字で面倒くさい感じがしましたが
何となく「弱視」という方が差別しているようで嫌だったので
呼び方が変わって良かったと感じています。

眼鏡やコンタクトを使って
普通に見えれば、弱視やロービジョンとは言いません。

ロービジョン とは、視力の矯正が不可能な状態です。
日常生活や仕事でも不自由さが付きまといます。

しかも、全く見えないのではなく、
見えにくい状態を指します。

もちろん、障害者手帳の申請もできる状態です。

白い杖を持っている人が全盲とは限らない

白い杖を持って歩いている方は
視力に障害がある方です。

しかし、良く勘違いされるのが
白い杖を持っている人は「全盲者」と思われていることです。

以前、某有名小学校の3、4年生の男の子たちが
白い杖を持って歩いている人に向かって
「目が見えているくせに見えない振りするな」と
からかっていたのを目撃しました。

その方は、黙ってうつむいて去って行かれましたが
杖の使い方や歩き方から見ると
かなり視野が狭い方ではなかっただろうかと思います。

視野が狭かったり、ロービジョンの方の中には
白い杖を使われている方も多いのです。

彼らは、足元はほとんど見えません。

だけど、子どもたちは目を開けて歩いているから
見えるのに見えないふりをしているというのです。

すぐにこの件は学校に連絡したので
厳重に注意を受けたと思います。

私が、学年クラス名前まで記憶していたので
先生からの注意は免れなかったでしょう。

本当は、その場で注意したかったけど
その場で私が注意しても逃げて終わりだったでしょう。

その方にも迷惑が掛かるかもしれないと
思ったからです。

この小学校は、有名な小学校ですが
そういう子どもがいると知り、がっかりしました。

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そのことも
学校にはしっかり伝えましたが・・・。

目が見えにくい子は、眼鏡では矯正ができないのです

近視の子どもは眼鏡やコンタクトで矯正ができるので
普通に生活が送れます。

目が見えにくい子は、テスト問題が
10ポイントくらいの大きさで書かれているとほぼ見えません。

教科書は拡大教科書を申請して
文字のポイントが大きいものにしてもらえます。

うちの場合は26ポイント~24ポイントでお願いしました。

が、26になると教科書事態の大きさも変わりますので
24ポイントが良いかもしれません。

該当する方がいらしたら、
来年度の申請がもう始まっていますので
学校の担任の先生に相談されてくださいね。

学校からしか申請ができなくなっています。
教科書事態が無償だからです。

拡大教科書ですからページ数が増える分、
冊数が増えます。

国語だけで4~5冊になりますので
内容が変わるころには2冊持って行くことになり、
荷物的にはかなり大変です。

しかし、この拡大教科書のおかげで
学習も遅れることなくできました。

グラフなどが見えにくいのは仕方がないのですが
拡大鏡などを使って
何とか頑張っています。

ロービジョンの子どもたちの病気とは?

ロービジョンの子どもたちは、
様々な眼の病気を抱えています。

しかも将来失明の危険を感じています。

それでも頑張って生き抜くしかないのです。

悲観しても悩んでも何も変わりません。

今の現状を受け止めて
私たちは可能な限りのサポートをするしかありません。

私は、盲学校にいろいろアドバイスをしてもらいました。
しかし、盲学校に通っているわけではなく、福祉の関係で
専門家に相談したが良いということでそうしました。

最初は、自分の子どもも失明するのではないかという不安もありましたが
その時はその時で対応するしかないという気持ちにいたり
今、できることを精一杯やって行こうと決めました。

同じ悩みをもつ母親に盲学校でたくさん出会いました。
また、盲学校では、普通の小学校や中学校などの先生や保護者を中心にした
勉強会も夏休みにされているところがあります。

その勉強会では、盲学校の先生や眼科医の先生の話を聴いたり、
目が見えない状況の体験をしたりしました。

そして、いろいろな状況に必要な補助具の紹介もありました。
すべてが私の悩みをひとつずつ軽くしてくれました。

今、うちの子が普通の学校で頑張れるのも
そういうサポートのおかげだと心から感謝しています。

いつの日か、医学が進歩して
ロービジョンの子どもたちが一人もいなくなるように
願っています。

ロービジョンの子どもたちの眼と心に
明るい光がさしますように・・・。

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